VBAはVisual Boy Advanceの略で本家のVBAは2004年に開発が終了しており それから派生したエミュレーターがいくつかある. その一つがVBA-RR(VBA-ReRecording) であり本家のVBAや他のVBA系のエミュよりデバッグ機能が充実しているのと とても使いやすく値の検索などで手始めにこれを使うのが良い. あまり検索で引っかからないので配布先を書いておく. ちなみにwindows限定のはず, 別のVBA系ではMacに対応したものがあるが(VBA-mなど)望んだ機能は得られない.
VBA-RRの配布先おそらく現在最も開発が活発で正確性の高いエミュレーターだが, デバッグ機能は あまり豊富ではない. Macでも動く.
様々なプラットフォームを統合したエミュレーターでGBAにも対応している. Coreとして以前はVBAだったが今はmGBAに取って代わった. 実際の使い心地はよくわからない. MacではGUIがビルドできず失敗した. (C#で書かれたプロジェクトなのでランタイムに依存しているのがが辛いところ. ランタイムとGUIが組み合わさるととても厄介)
エミュの扱う"セーブ"は二種類あり, エミュに依存したステートのセーブ(QS, snapshotとも), 実機でもやる普通のゲームデータのセーブと区別される. それぞれ別物のファイルで管理されるのでstateファイル, saveファイルとここでは呼ぶことにする. GBAのエミュレーターはいくつか知られているが GBAハックではこのエミュレーターがあれば完璧, というものではなくいくつかのエミュレーターを駆使して作業することが多い. それぞれのエミュレーターでファイルの管理の方法が違うためここで整理する. どれもセーブファイルは.savで共通なのでそれぞれのエミュレーターに応じて適切な場所にセーブファイルをおくことでそのまま読み込める (名前はromファイル名と同じにすること, エミュレーターは自動的に セーブファイルを読み込むので続きからプレイとなる)
エミュレーター | stateファイル名 | stateファイルの場所 | saveファイル名 | saveファイルの場所 |
---|---|---|---|---|
NO$GBA | "任意のファイル名".SNA | SNAPディレクトリ | "romファイル名".sav | BATTERYディレクトリ |
VBA-RR | "romファイル名".sgm | saveディレクトリ | "romファイル名".sav | batteryディレクトリ |
mGBA | "romファイル名".ss1(ssn n:スロット番号) | romファイルと同じディレクトリ | "romファイル名".sav | romファイルと同じディレクトリ |
Bizhawk |
注意: NO$GBAではsaveファイルの拡張子はSAVで扱うが, 拡張子は大文字小文字区別しないので表が示す通り拡張子はsavでも問題ない. Bizhawkは調べていない. (個人的にall in oneなプログラムは嫌っているのであまり関心がない) NO$GBAのBATTERYやSNAPディレクトリは最初は存在しないかもしれないがセーブ時に生成される.